Thursday 11 August 2016

Shikahamaラクガキ隊


Painted this colab artwork with Yusuke Oshiba for our new art project 'Shikahamaラクガキ隊' exhibition
5/27から6/26の間、自分と大柴裕介くんのアートプロジェクトであるShikahamaラクガキ隊の展示会が新宿のBe-waveという場所で行われていた
バタバタしていてなかなかこの事実についてかけなかったのだがやっとこれについてかけるタイミングが来た
今だからこそさらっと、自分と大柴裕介くんのアートプロジェクトの展示会などと言えるがこれはおれにとっては一つの節目と呼べる出来事だった
なぜなら大柴裕介という男はティーンエイジャーの頃おれが最も憧れた男のうちの一人だったからである

スケートボードをなんとなく始めた17歳くらいの頃、静岡の田舎で育ったおれの周りにはクラストやスケーターはほとんどいなかった(今になってみれば出会っていなかっただけで近くに大きなスケートシーンはあったのだけど。)そのため雑誌という媒体は自分に計り知れない情報と刺激を与えていた。
その頃からテレビにもゲームにもほとんど興味がなかったので暇さえあれば戸田書店というローカルの本屋に行っては音楽雑誌やスケート、ファッション誌を読み漁っていたのである。
先日地元の近くである沼津で展示をした際に久しぶりに実家に何日か滞在し、当時の雑誌を処分するように言われたのだが、その量はすごく、また捨てることはほとんどできなかった。
その10代のおれが夢を膨らませ読み漁っていた雑誌に必ずといっていいほど写っていた男が大柴裕介である。

今考えれば雑誌の企画やブランドの服をモデルとして着ていたのだとは思うけど、彼の格好は当時の自分に大きく影響していた。
まさに当時の自分のアイドルであった

それから数年の時を経てロンドンから日本に帰国したおれはライブハウスで大柴裕介に出会った、2013年、雨の日の初台WALLだった
その頃にはすでに共通の知り合いは多かったものの、縁というのは面白いと思う
自分のアートワークを高く評価してくれたこともあり、スケートボードもありでそれから仲良くさせてもらい、今回の新宿での合同展示をする流れになったのだ
スムーズにいくスケジュールではなかったが、展示会の中ばに会場で行われたイベントでは自分が本当にかっこいいと思えるバンドに出演してもらえることもでき、最高の結果となった
さらにWARP MAGAZINEの協力もあり、'大柴裕介'と表現者としてフラットな立場で'雑誌'の1ページに載ることにもなったのである

静岡の田舎町で、おれがこの人くらいの歳になったらどうなっているのだろうと夢を膨らませ雑誌を読み漁っていた10代の自分に今、会うことができるのならおれはこのページの切り抜きを渡すだろう



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