Saturday 16 November 2013

the Czech Republic-Berlin

チェコにきた理由は一つだけだった
プラハから少し離れたとこにあるKutná HoraのKostnice Sedlecに来るためだ
今まで多くの資料で観たものの実際にここも行っておきたかった
そもそもなぜこんな建物ができたのか、シナリオはこうだ
15世紀初頭、大きくなりすぎた墓地の規模を縮小するため、死者の掘り起こしが続けられ、掘り出された人骨は納骨堂に整然と積み重ねられていった
堂内には、全部で約4万人分の人骨が納められたそうだ
その内の約1万人分の人骨で礼拝堂内の装飾をFrantišek Rintが制作した
もともと中世ヨーロッパの修道士院では修道士が常に死を身近に感じられるように机の上に骸骨を飾っておく習慣があった
彼らにとっては死んでも協会に飾られることは名誉なことでもあり、自身が救われることでもあるそうだ
日本では忌むべき「死」がキリスト教徒にとっては聖なるものということだ

それにしてもFrantišek Rintってひとは絶対変態だと思う
このスカル一つ一つの組み合わせかた、芸術性の高さ、髑髏に対する愛情は並大抵のものではなかったはずだ
                                                      -Kutná Hora,Kostnice Sedlec-
骨でFrantišek Rint自身の名前を創っている



チェコを離れたおれは最初に降り立ったベルリンに予定より1日はやく帰ってきた
なぜならまだ今回どうしても行きたかったところに予定があわず行けていなかったからだ
その場所というのは"ザクセンハウゼン強制収容所"である
名前だけは聞いたことがある人も多いかもしれないが、ここは
アドルフ・ヒトラーを党首とするナチスドイツがユダヤ人などを大量虐殺した負の遺産である
最終的にザクセンハウゼンへ連れてこられた人の総計は20か国20万人を超えるという

奇妙に広がるだだっ広い敷地内には強制労働棟、生体実験室、ガス室、死体置き場などがそのままの生々しい感じで残されている
写真や絵なども展示されていて収容所での過酷な生活の様子がすべてではないがみることができる
想像以上にひどいものだった

ここでは写真を撮る気にはあまりなれず少ししか撮っていないが
ぜひ一度は訪れてみてほしい
この場所の話を聞くのと、実際にこの雰囲気を肌で感じるのは全然違う
-Sachsenhausen-
働けば自由になれるとかかれた門

自分にも白人至上主義者のナチスパンクの知り合いがいるが
正直ナチスについてはまったく賛成はできない
日本で生活しているとこういった差別問題にはほとんど関心がなく生活できるように思うが
外国では小学生でも差別問題にはすでに敏感である
日本のように政治にもこういった問題にもあまりに無関心な国民が多い国も珍しいように感じる
負の遺産を残している場所は世界にいくつもある、実際に訪れてもらい何かを感じ取ってもらうためである
広い視野をもってこういった場所に訪れ、自分の意見をしっかり持つことが大事だと感じた

ベルリンは今回の旅のなかでもすごく興味をひかれた国だった
ベルリンの壁崩壊後、東ドイツから西ドイツに大量に国民が逃げたため
ベルリンには廃墟が多数ある、更に国にお金がないのでその廃墟がそのまま今も残っている
そこにパンクス、スクワッターが不法占拠、またはアーティストが作品を残していっている
一つ最後に訪れたのはそのうちの一つ、Ice factory
もとアイス工場だったようだが今は廃墟になっていて
そこら中にグラフィティーまた、各部屋にはスクワッターが住んでいる
外にはfreeboxと呼ばれる入らないものをその箱にその場所に置き、欲しい人が勝手に持っていける場所なんかもあり、
ちょっとしたコミューンが存在していた
以前、コペンハーゲンのクリスティエイニアに行ったときもfreeboxがあってそれだからか少し似た雰囲気がした
-Ice factory in Berlin-
貧しい場所ではあるけども、それ以上に自由な発想が生まれる可能性のある場所が多いように感じる
30min quick drawing in the train










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